七五三お祝い特集 七五三のお祝いに喜ばれるギフトは？
金額の相場は？
お祝いを渡すときはどうする？
気になるマナーもご紹介

七五三は、11月15日に神社へ家族でお参りに行くことが一般的。お祝いを贈るのもこの日に渡すことが多いです。主な行事として、家族で神社に参拝して成長を願うこと、写真館での記念撮影に行ったり、お祝いのお食事会をしたりします。

参拝については、混雑を避けるために日程をずらすことも珍しくありません。六曜で縁起の良し悪しで調整したり、パパママの仕事の都合で前後の日付に変更したりなど様々です。
お孫さんや親戚のお子さんへのお祝いを贈りたい場合は、忙しくしているご家族への配慮として、11月1日～15日に贈るのが良いでしょう。

お祝い金は、どれくらい持っていけばいいのだろうと、いざ考えると相場が気になりますよね。金額の相場は、自分とお子さんとの間柄によって、渡す金額が少しずつ異なります。
お祝いの気持ちを込めて渡すもので、もし自分の子供が七五三のお祝いをいただいていた場合は、お祝いをこちらからもお渡ししましょう。

お祝い金のほかに、絵本やおもちゃ、お菓子など子供が喜ぶものを贈り物として渡すことも多いです。お子さんの年齢に合わせて、食べやすい焼き菓子や、学校や幼稚園でも使えるタオルギフトなどもおすすめです。
本来、七五三は家族でお祝いする行事なので、必ずしも親戚や知人のお子さんに対して、お祝いをする必要はありません。こちらからどうしてもという場合にお渡しすると良いでしょう。

お祝金を渡す場合は、【ご祝儀袋】【毛筆または筆ペン】【新札のお金】のご用意を忘れずに。
始めに、ご祝儀袋は「紅白蝶結び」のものを選びます。何度あっても嬉しいお祝い事では、解いて結べる蝶結びを用います。ここで、結びきりを選ぶのはNG。婚姻や快気祝いといった一度きりのお祝い事にしか結びきりは使わないためです。
熨斗袋はお祝い用の中でも、蝶結びのものを選びましょう。のし袋のデザインはフォーマルなものはもちろん、最近では可愛いらしいものも多いので、お子さんに合わせて選ぶのも良いですね。デザインは、包む金額に見合ったものを選びましょう。

・遠方へお祝いを贈るときは？

事前に「七五三のお祝いを贈ります」と連絡をするのがマナーです。特に、神社へお参りに行く11月は忙しいご家族が多く、参拝の準備や記念写真のためのレンタル衣装などやることが盛り沢山です。七五三のお祝いの品物を贈るのであれば、事前に宅配便を受け取れる日時について相談をしておきましょう。

注意しておきたい点は、いくつかあります。ここでは、七五三に限らず気を付けたい贈り物のタブーをご紹介します。
まず、お祝い事では避けるべき数字があります。４や９は死や苦を連想させるため、縁起が悪いとされています。
ご祝儀袋に包む金額は、この数字を避けた「奇数」で包むとよいでしょう。

・品物選びも注意が必要？

こちらも、不吉なことを連想させないものを贈ることがマナーです。
「ガラスや陶器」は壊れやすく割れてしまいます。
「ハサミや刃物」断ち切る
「櫛」苦、死を連想させる
いずれも、さまざまなお祝いやお返しの品でも一般的に縁起がよろしくないものになりますので、品物を贈る際には注意しましょう。

ご祝儀袋の熨斗袋に、ボールペンで表書きを書くのはマナー違反です。本来なら毛筆で、難しいようであれば筆ペンで表書きを書きましょう。
のしやご祝儀袋の表書きは、上段には「祝七五三」や「七五三御祝い」と書きます。どの年齢でもお使いいただける書き方です。
もし年齢が分かっているのであれば、
3歳は「御髪置御祝」「賀御髪置」
5歳は「御袴着御祝」「賀御袴着」
7歳は「御帯解御祝」「賀御帯解」
などのような、それぞれの由来に合わせると、より丁寧にお祝いの気持ちが伝えられることでしょう。
下段は、送り主の氏名（お祝い金を贈る人の名前）を書きます。

続いて、内袋についてです。
こちらは表面中央に分かりやすく、送る金額を漢数字で記入します。

ボールペンではなく、濃い墨の筆ペンか毛筆で書きましょう。字を書くのが苦手な場合は、代筆サービスを利用したり、プリンタ―で印刷したものを利用したりするのも良いでしょう。
裏面の左下には、送り主の住所・氏名を記入します。

もし同じ時期にお祝いするお子さんが複数いる場合は、一緒にお祝い金を渡しても問題ありません。ただし、まとめてお祝いする際でも、お子さんが複数いる場合はひとりひとりにのし袋を包んであげましょう。個々に分けて、その子自身の成長をお祝いすることが大切です。